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映画「メトロポリス」 [映画]

NHK-BSでやっていた1927年作のモノクロサイレント映画メトロポリス [DVD](ドイツ)観ました。
以前、同じ題名の手塚治虫作のアニメを映画で観たことがあったので、興味を持ったのと、昔の映画は今とどう違うか、そういう時代を感じる部分が楽しめそうだと思ったからのです。
  
SF映画で100年後の未来都市を描いていたそうで、つまり1927年ならば2027年頃。現代と近いわけですが、都市の様子が、少し出てくるのですが、そのころの予想と今がそう遠くないかもしれないです。高いビル群がそびえて、道路が立体交差していたり…。でも、こういう都市の様子などは、ただ絵を描いたもの。舞台装置そのままのようで、今のCG技術などに比べたらとても稚拙なのですが、こういう部分も歴史を感じて楽しめます。チープではあるけれど、大人数のエキストラを使うシーンもあり迫力は負けません。一部フィルムがない部分があり、言葉だけの説明になっているところもありましたが、ストーリーはとても深いものがありました。古いから今通用しない、ということはまったくありません。見て良かった映画です。

「頭脳と手をつなぐものは心でなければならない。」
これはこの話のテーマでした。
つまり、高度な技術とか経済性だけで人間の心をなくしてしまったら、その社会は幸せではないということです。手塚治虫の「メトロポリス」では地下労働させられているのは、ロボットたちで、彼らが反乱を起こすという話だったので、この話からヒントを得たのかな?と思います。

以下あらすじです。

高度な文明を築いた未来都市。
地上では平和と繁栄がもたらされているように見えるのだが、地下には労働者が集まっている都市がある。
労働者たちは過酷な労働を強いられている。大型の機械が動いており、それらを必死に動かしたりしている。

知識階級と労働階級に2分された社会になっていて、地上の知識階級の子弟は永遠の楽園で遊んでいる。

支配者のフレーダーセンの息子のフレーダーはある日、地下からやってきた労働者階級の娘マリアがたくさんの子供たちを連れてきて、「あの人たちは私たちの兄弟ですよ」と教えていたのを見て、その美しさに心奪われた。
彼女を探しに地下に入ると、機械室では労働者が過酷な労働をしているのを知る。ちょうどそこでは事故が起こり、彼はそれを目撃して帰る。

このことをバベルの塔にすむ父に報告したのだが、彼の秘書にその事故報告が遅かったと責め、冷酷な父フレーダーセンはその秘書をクビにしてしまった。優しいフレーダーは心痛め、うちに住めばいいと言う。クビになったら、即、地下都市の労働者にさせられるのだ。

フレーダーは、地下に入り、労働者と入れ替わり、働いてみた。

そのころ、労働者たちが密かに地下深い2000年前の墓所に集まっていることを知った父。
その場所に行くと、皆が集まって、マリアの話を聞いている。
マリアは「頭脳と手には仲介者が必要で、それは心ある人でなければならない。その人が現れます。」と予言。
父フレーダーセンは息子がマリアに心奪われていることに気がつき、なんとかしなければと考え、科学者のロードヴァングを訪ねる。
ロードヴァングは女性の人造人間を製作していた。父はマリアそっくりの人造人間アンドロイドを作って地下に送り込むことを計画、マリアはロードヴァングに誘拐され、マリアそっくりのアンドロイドができあがり、父の元に現れた。

父とマリアと一緒にいる、それを見たフレーダーは病気になって寝込んでしまう。偽マリアはyoshiwara(日本の吉原のこと?!)という場所で男性を幻惑するダンスを踊り、男性たちを堕落させ、さらに地下に行って、労働者を先導し始めた。『仲介者など現れなかったではないか。我々は我慢の限界だ!ここの機械を壊して自由になろう』と先導したのだった。

ロードヴァングは実はフレーダーセンの父と一人の女性(フレーダーの母親)をめぐって争い、そのことで恨みをもっていた。彼の真の目的はメトロポリスを破壊することだったのだ。
父がマリアを送り込んだ目的は労働者に暴動を起こさせて、合法的に制圧するためだった。
そのことをクビになって息子フレーダーに助けられた元秘書は教えてくれた。
フレーダーは偽マリアにおまえは偽者だ、と言うが、労働者たちは、彼がフレーダーセンの息子だと知って彼を袋叩きにしてしまう。
地上の町の灯が消えた。機械室が破壊された。
このとき、フレーダーセンはロードヴァングの悪巧みがわかり、彼をなぐった。その時、本物のマリアは逃げ出すことができた。
しかし、すでに機械が破壊され、地下都市に水が流れ込んできていた。マリアは残された子供たちを助けようとしていた。
労働者たちはこうして機械を破壊することが結局自分たちや子供らを犠牲にすることに気がついて、偽マリアを火あぶりにする。
火あぶりにされた偽マリアは人造人間の形を現す。
子供たちはマリアとフレーダーによって救い出された。
そして、支配者の父フレーダーセンと労働者代表を握手をさせるのはフレーダーだった。
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コメント 5

musselwhite

こんにちは。
「メトロポリス」の名前は以前から知って居ましたが、粗筋は初めて知りました。
今の格差社会みたいですね。
by musselwhite (2011-10-06 09:06) 

tenko

musselwhiteさん、こんにちは。
そうなんですよね。
今の格差社会みたいですね。
色々考えさせられました。
nice!&コメントをありがとうございます。
by tenko (2011-10-06 15:29) 

tenko

がりさん、nice!ありがとうございます。
by tenko (2011-10-07 18:32) 

ミセス・家計

あらすじを読んでいると、面白そうな映画だなと思いました。
1927年の映画、それもサイレントなんですね。
私は、この映画とはだいぶ違いますが、「トータル・リコール」を思い出しました。

by ミセス・家計 (2011-10-07 19:15) 

tenko

ミセス・家計さん、こんにちは。
モノクロ、サイレント、すごく古いですよね。
私、古い映画観るの、すきなんです。
「トータル・リコール」ですか。
観ていなかったので、その話も知りたくなりました。
by tenko (2011-10-08 14:14) 

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